【心理学】考えちゃいけないと思うほど考えてしまうッ!『シロクマ実験』

シロクマ事件?

ぼく長男
ぼく長男

逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだーー!!

うわぁぁあぁあああ!!!

ワタナベの父
ワタナベの父

どうした、落ち着んだ長男!!

ぼく長男
ぼく長男

・・・・はっ、パパか。

今、使途(ミニトマト)から逃げないで戦わなくちゃ(食べなくちゃ)って考えていたんだけど、四六時中逃げることしか考えられなくなっちゃって。

ワタナベの父
ワタナベの父

君は某人造兵器アニメのパイロットか!
そして、それは『シロクマ実験』といわれているやつだね。

ぼく長男
ぼく長男

なにそれ、シロクマ事件?

ワタナベの父
ワタナベの父

事件じゃなくて、実験だよ。

どういう実験なのか簡単に説明するよ↓

シロクマ実験とは

◎『シロクマ実験』

1987年にアメリカのダニエル・ウェグナーという社会心理学者が【皮肉過程理論】を提唱するにあたり行った実験のこと。

① 実験参加者グループにシロクマの1日を追ったビデオを見せる。

② 全体グループをA/B/Cの3グループに分けて、それぞれ違う条件を告げる。

 Aグループには「シロクマのことを覚えておくように。」と。
◎ Bグループには「シロクマのことを考えても、考えなくてもどちらでもよい。」と。
◎ Cグループには「シロクマの事は絶対に考えないように。」

③ 1年後、シロクマの映像を見た事を最も鮮明に覚えていたのは、ABCどのグループでしょうか?

ワタナベの父
ワタナベの父

そして、実験の結果は『絶対にシロクマの事は考えないように。』と告げられていたCグループだったのさ。

ぼく長男
ぼく長男

なるほど、よくわかんないけど、どういうこと?

ワタナベの父
ワタナベの父

ようするに人間は、”これ”をしちゃいけないと考えようとすると、”これ”はしちゃいけないんだ”これ”を意識して、逆にそのことばかり考えてしまうのさ。

ぼく長男
ぼく長男

そうかぁ、だからボクさっき逃げちゃだめだと考えるほど、逃げることしか考えられなかったんだ。

ワタナベの父
ワタナベの父

そういうことだね!

ぼく長男
ぼく長男

しかし、こんなこと知っているなんて、パパは物知りだね!

ワタナベの父
ワタナベの父

ハハハハハッ!そうだろう!

ワタナベの母
ワタナベの母

え、それ昨日個別相談で先生に聞いただけじゃない。

仕入れたばかりの浅い知識を我が物顔で子どもに語って恥ずかしくないの?

ワタナベの父
ワタナベの父

やめて、恥ずかしい言わないででぇぇえええ!!!

~日常茶番劇~ 終わり。

シロクマ実験の続き

シロクマ実験には続きがあります。

同じようにシロクマのビデオを見せてCグループと同様に『シロクマのことを考えないように』と条件を告げたあとに、『シロクマのことを考えそうになったら、赤いフォルクスワーゲンを思い浮かべてください。』と追加条件を加えました。

すると、Cグループの時のようにシロクマの映像を見た事を鮮明に覚えているという結果にはなりませんでした。

この実験により、忘れてはいけないターゲットをシロクマから自然と赤いフォルクスワーゲンへと上書きできることが分かりました。

失恋した際に、(もうあの人の事は忘れよう・・・)っと考えるのではなくて、さっさか新しい出会いを求める為の行動をした方が、思い出す間もなく忘れられているという事ですね。

それでは、仕入れたばかりの浅い知識に付き合って下さりありがとうございました!

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【こどもと楽しく生きる!!】

子どもが”こども”でいる時間は思っているよりも短いかもしれません。
大変なことも多い子育てですが、限りあるこの時をなるべく楽しく過ごしたい。
そんな感じです。

”もともとこども”の2児の父