【小諸市】心休まる非日常空間『彩本堂』で和装男子に酔いしれる。

こんにちは。
先日、小諸市の与良町にあるサイフォン専門カフェ【彩本堂~Siphon-Do~】さんに訪問してきましたので、ご紹介したいと思います。

彩本堂~Siphon-Do

お店は今年の6月に歴史ある宿場町の風情を残す、北国街道沿いにオープンしました。

店舗と隣接して5台停められる駐車場があり、満車の場合はすぐ近くの交差点(荒町・与良町)にある、第2駐車場の利用もできます。

入口から漂う京の都のような高貴な雰囲気に近寄りがたさを感じてしまいましたが、勇気を出して扉を開いてみると、そこには外界とは別離された、和のアーティスティックな非日常の世界感が広がっていました。

こだわりの和空間が広がる店内へ

店内に入ると、物腰柔らかな和装の店員さんが優しくお出迎えをしてくれます。

検温と消毒をサッと済ませた後、案内されるがままカウンター席へ。

店内にはサイフォンコーヒーの道具類や苔の栽培キットなどの雑貨販売も行われていました。

カウンター席に座って、まず目を引いたのが室内にある蔵の入口なまこ壁です。

私は「この蔵の入口は(装飾用に作り直したものではなく)もとからあったものですか?」と、聞いてみました。

店員さんは『ここは、もともと手前側と奥の側で二つの建物だったのです。当時は蔵と手前のお店の間は中庭になっていましたが、壁をぶち抜いて一つの空間に仕立て上げました。なまこ壁は状態が良く保存されていた為に手を加えておらず、当時のままですよ。』と、優しく教えてくれました。

瓦の目地が『なまこ』のように盛り上がっている、『なまこ壁』。

コーヒーのメニューも独自の世界観を貫いており、メニュー表の中から思い浮かんだ情景の名前のものをご注文下さいとのことでした。私は『薄暮-hakubo』を、妻は『白銀-hakugin』という名のコーヒーと一緒に盆栽風のデザートを頼みました。お品書きはこちら彩本堂公式HP

サイフォン劇場開幕

カンター席の目の前で、世界トップレベルのサイフォニストによる華麗な抽出の姿が見れます。
初めて見たのですが、沸騰したフラスコ内の湯が差し込んだ漏斗へとのぼっていく様は目を見張るものがありました。

フラスコ内のお湯が蒸留しきったら、熱源を消して沸騰が収まると同時に、フラスコ内にコーヒーが戻ってきます。

見ているだけで楽しいサイフォン劇場に、時が経っているのも忘れてしまうほどでした。

盆栽ティラミスをたがやす!

コーヒーと一緒に頼んだのは、地元産のりんごを使用した『季節のデザート』と『盆栽ティラミス』です。

シャベル型スプーンがかわいかったですね。

シャベルで、掘り起こしながらいただきます。

また、頼んだメニューに合わせて観賞用の盆栽をセットで置いてくれます。

そのままでも、香りが無限大に広がるサイフォンで淹れたおいしいコーヒーが、ミニ盆栽を近くまで持ってきて眺めながら味わってみると、爽やかな松葉の香りが加わり、又、一味違った味わいを感じられる気がしました。

デザートを食べ終わった後は、お皿に盆栽の影を落としては、しばし、雰囲気に浸って現実逃避を楽しんでいました。

店内には、おしゃれな灯油ストーブがあり寒い時期でも暖かく過ごすことができました。
また、苔を使った水槽の内のミニチュア庭園を楽しむこともできますので、ゆるりと流れる時間を楽しみながら眺めてみてはいかがでしょうか。

私たちは店内の雰囲気や盆栽、和装店員さんの所作に癒されてすっかり骨抜きにされてしまいいました。
お会計を済ませた後、「ありがとうございましたー!」と言いながら、勢いよくのれんをくぐり抜けて店から出ようとしたら、そこはトイレの入り口でした。

皆さんはお店の入口とトイレの入口を間違えないようにご注意ください。

一人ではちょっと入りづらいかもしれませんが、カウンターで見られるサイフォンコーヒーの抽出は一見の価値ありです。ぜひ、子連れではなく、お子さんがいない間に(又は預けて)大人だけで訪れてみて下さい。

<基本情報>

◎ 店舗情報
長野県小諸市荒町2丁目5-3
<営業時間> 10時~17時
<定休日>  月・木
(定休日が祝日の場合、営業翌日が振替休日となります。)
<駐車場>  あり(店舗横5台・荒町与良町交差点脇5台)
<最寄り駅> 小諸駅(徒歩9分)
<公式サイト>https://www.siphon-do.com/
<公式インスタグラム>https://www.instagram.com/siphon.do/

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